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蓮月尼とその詩 Painting with poem

石黒 宗麿/ MUNEMARO ISHIGURO
  • 蓮月尼とその詩
手すひさの
つたなきものをもちいでて丶
うるまのいのちにたつそわひしき


蓮月尼は、太田垣蓮月、俗名を誠(のぶ)と言う。
江戸時代後期の京都生まれの尼僧で、歌人であり、陶芸家。
自作のやきものに自詠の和歌を釘彫りで刻んだ「蓮月焼」で生計を立てるようになった。
人気が高く、贋作が出回ったが、蓮月自身が「贋作で食べることができる人がいるなら」と、これを認め、さらに手助けまでしたという。


宗麿先生は、自身の姿を重ね合わせたのかもしれない。

尚、原詩は「手ずさびに はかなきものを持出でて うるまの市に立ぞわびしき」となっている。
お問合せ番号 No.MI-2
共箱(With wood box titled, signed and sealed by artist.)
600,000円
32.0/H75.0cm
軸装

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