三島手壷 Jar

八木一夫/ KAZUO YAGI
  • 三島手壷
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手に取りやすい小振りの壷。
筒状に引き延ばされたそれは、胴の中央が少しふっくらと膨らませてあり、その膨らみを確かめるように掌を当てたくなる。

引き延ばした時そのままの口縁は自由に波打ち、胴回りに均等に並ぶ印花紋の真面目な規則正しさを良い意味で緩和させる。
キリッと鉄釉の引き締まった茶色の上に柔かく残る白化粧の濃淡がまた、実に面白い。
壷の中底を覗くと見える、土の色に鉄釉と白化粧の滴り落ちた跡が残るのも隠れた見所。

波打つ口に合わせて作られた蓋は、遊びある八木先生の作品に緊張感を持たせ落ち着きを持たせている。

「自由/真面目」「引締まる/柔らかく」「遊び/緊張感」
そんな相反する印象が同居するところが、現代の生活に受け入れやすい親しみやすさを醸し出しているのかもしれない。

作品底部には縦に二つ並ぶ三角形の真ん中を一本線が通るサインが入る。
「八」「木」「一」八木一夫の三文字をデザイン化したこちらのサインも面白い。
共箱(With wood box titled, signed and sealed by artist.)
13.6/13.4/H14.0(蓋付H16.8)
¥1,500,000(税込 / including tax)

八木一夫 作品一覧