No.20 志野茶垸 Tea bowl, Shino

荒川豊蔵 / ARAKAWA Toyozo

  • 「20. 志野茶垸 / Tea bowl, Shino」の写真 その1
  • 「20. 志野茶垸 / Tea bowl, Shino」の写真 その2

Box
共箱
with box signed by the artist
サイズ
Size
13.4 / 12.8 / H9.0cm

荒川豊蔵先生は桃山陶に倣った亀甲文が描かれた鼠志野茶碗を何作か制作されている。白い素地に鬼板が掛けられることで鼠志野が生まれるが、本作の外側は釉が薄いため赤く発色している。象嵌のように亀甲文が浮かび上がっているのは、鬼板の化粧掛けの後、模様を掻き落とし、釉薬を施しているからである。高台側は、素地の白、薄桃色、鼠色、赤く発色したところと、土と釉薬の変化が趣深い。吉祥文として縁起の良いだけでなく、見どころの多い茶碗といえる。
大萱牟田洞窯での作。

所載
『大萱築窯40周年記念 文化勲章に輝く 荒川豊蔵展』朝日新聞社・1973年
『荒川豊蔵生誕130周年記念 特別展 豊蔵の志野・瀬戸黒 ―美濃桃山陶への挑み― 』荒川豊蔵資料館・2024年

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