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箱
Box -
共箱
with box signed by the artist -
サイズ
Size - 21.4 / 17.4 / H14.7cm
¥550,000
(税込/including tax)
(税込/including tax)
太郎右衛門の名を十三代に譲り、無庵と号した先生は、晩年になると茶陶の制作が中心となる。水指や花入で秀逸な作が多いが、その中でも本作のように白い藁灰釉と飴釉が大胆に打掛けられた朝鮮唐津の水指があげられる。躍動感溢れる二種の釉が混じり合うさまが美しく、明るい素地の色に映える。胴の正面と背面の中央には僅かにつけられた凹みと、上部と下部に廻らされた刻線、四箇所に刻まれた草文は、作品のもつアクティブな表情に対して抑制的に働き、全体として安定感を与えている。表の動的な表現と対照的に、見込みは斑釉が全面にかかり、水を張った時の景色も見ものである。底部には“昭和五十年乙卯八十翁”と刻まれ、晩年の作であることがわかる。中里無庵先生の気性を表すような勁い線の文字も、また印象的な作品である。
