京橋・魯卿あん【雲路 山田山庵展 】Exhibition of YAMADA Sanan

開催期間:2022年12月5日(月) ~ 2022年12月17日(土)Exhibition : December 5 to December 17, 2022
休業日:11日(日)
渋谷にて行われました【雲路 山田山庵展 】は、会場を移し、京橋・魯卿あんで開催されます。
作品とご売約状況は、以下のページよりご覧いただけます。

●雲路 山田山庵展 展示会ページは4つに分かれております。
Online catalogue pages will be divided into four pages.

□ 楽 / Raku:   https://www.kurodatoen.co.jp/exhibition/202211181127-raku

□ 志野 - 1 / Shino-1: https://www.kurodatoen.co.jp/exhibition/202211181127-shino1/

□ 志野 - 2 / Shino-2: https://www.kurodatoen.co.jp/exhibition/202211181127-shino2/

□ 志野 - 3 および 高麗  / Shino-3 and Koryo: https://www.kurodatoen.co.jp/exhibition/202211181127-shino3/

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 この度、しぶや黒田陶苑、京橋魯卿あんでは「雲路 山田山庵展」を開催する運びとなりました。未発表の作品を含む166点の過去最大の展示会となりましたこと、お世話になりました関係各位の皆様に厚く御礼申し上げます。
 
 山田山庵先生は昭和26年に裏千家の老分となり松下幸之助氏らと共に茶道振興を務め上げられました。茶人、美術蒐集家である一方で昭和9年に名古屋八事の中村道年先生との出逢いにより楽茶碗の作陶に目覚めます。50年ほどの楽茶碗の制作人生の中で当初は長次郎や了入などを追求されていましたがその後、光悦様に徹頭徹尾集中いたしました。その作品は益田鈍翁氏らと共に小田原三茶人の一人であった松永耳庵氏に光悦の本作と間違え所望されたエピソードもあります。林屋晴三先生は「手捏ね茶碗を造ることにかけては、現代もっとも卓越した作者であったのだが、しかしついぞ彼から作陶家というような姿勢を感じたことはない」と書かれ、また世界的な陶磁研究者で陶芸家でもあった小山冨士夫先生は「当代楽焼で氏に及ぶ人はないのではなからうか」と高く評されておられます。楽茶碗以外では昭和40年頃から岐阜県多治見の人間国宝である鈴木藏先生の素材と焼成により志野も多く手がけられました。井戸、柿の蔕、片身替、釘彫伊羅保などの多彩な高麗茶碗にも大変素晴らしい茶碗があります。
 
 何故、このような魅惑的な茶碗を作り上げることが出来たのかを考えてみますと山田山庵先生がまず陶芸を生業とした作家でなかったこと、すでに銀行家として成功していてお金の呪縛から離れることが出来たこと、古美術を愛しそして集めたこと、精通者や見巧者との出会いがあったこと、茶道を通して体得した気配や寸法感があったことなどが想像されます。それでも只管に茶碗に向き合い辿り着いた偉業は気の遠くなるような遥かな路を歩かれたのに違いありません。
是非ともこの機会にご高覧いただけますことをお願い申し上げます。

しぶや黒田陶苑

※ ご紹介しております中には、ご売約戴いている作品もございます。
※ 作品の詳細等のお問い合わせ、ご予約等は京橋魯卿あんまでご連絡ください。
電話 :03-6228-7704  E-mail :info@kurodatoen.co.jp