No.12 瀬戸筒湯呑 A pair of Tea cups, Seto style

岡部嶺男 / OKABE Mineo

  • 「No.12 岡部嶺男 瀬戸筒湯呑 / OKABE Mineo A pair of Tea cups, Seto style」の写真 その1

Box
共箱
with box signed by the artist
サイズ
Size
6.2-6.4 / H9.4-9.6cm

力強く躍動感あふれる作品を多く作る中、器の制作も行っていた嶺男先生。若くして轆轤の名手と呼ばれ、卓越した技術を身に着けていた先生は、32歳頃(1951年)、向付にヒントを得て、碁笥底の筒湯呑を考案した。後年まで作り続けられたこの筒湯呑は、細身でありながら轆轤目が美しい。素地は薄くて口あたりがよく、手取りは軽やかでしっくりとよく馴染む。こうした小品にさえ、その完成された技術と美しさは遺憾なく発揮されている。底部に「嶺」のくずしの彫銘がある。

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