No.21 炻壷 Vessel, Stoneware

加守田章二 / KAMODA Shoji

  • 「No.21 炻壷 / Vessel, Stoneware」の写真 その1
  • 「No.21 炻壷 / Vessel, Stoneware」の写真 その2

Box
共箱
with box signed by the artist
サイズ
Size
16.3 / H15.4cm
¥6,600,000
(税込/including tax)

1968 年、加守田先生が工房に選んだ場所は盆地である遠野の中央の山、瓦を焼いていた 練土山の近くであった。 炻器と名付けられたその風合は、岩のようにざらついて、土の生な雰囲気を醸し出してい る。本来、単調になりやすい土の表情を、化粧土を施し焼成後掻き落としたり、酸化鉄を 塗って変化させたりと、渋みのある景色深いものにした。 それは、苔むし、風化した恰も石仏のような佇まいである。 1970 年に発表され強烈な印象を示した曲線彫文の文様が肩口に使われている。畳付きに「章」の彫銘。