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箱
Box -
共箱
with box signed by the artist -
サイズ
Size - 8.1 / H9.6cm
¥770,000
(税込/including tax)
(税込/including tax)
金輪寺は、南北朝時代に後醍醐天皇が吉野金峯山寺にて、山中の蔦を用いて茶器として作らせたことに由来する。その後、足利義政 – 義昭、織田信長、京都 大雲院へと伝わったとされる。その伝来品に出会った辰秋先生は、茶器になるほどの蔦を方々探し廻った。ようやく富山の山中にて巡り合うことができ、昭和 36(1961) 年に金輪寺茶器を完成させている。また、古いものの中には、経が入ったものがあったことから、元は小型の経筒であったものを茶器として見立てられたとも言われている。拭漆の輝きに、極めてシンプルな姿から、真に経筒のような静謐な雰囲気が伝わってくる。