No.23 赤 銘「華井棠」 Tea bowl, Red raku, "Kaido"

山田山庵 / YAMADA Sanan

  • 「23. 赤 銘「華井棠」 / Tea bowl, Red raku, “Kaido”」の写真 その1
  • 「23. 赤 銘「華井棠」 / Tea bowl, Red raku, “Kaido”」の写真 その2

Box
共箱
with box signed by the artist
サイズ
Size
12.4 / 11.6 / H9.7cm

二十八歳の時、名古屋の中村道年氏の所で興味を持ち、始めた手造の楽茶碗造りは実業家山田山庵先生のもう一つの重要な側面となり、特にその光悦様の楽は近現代の、そして数寄者の茶陶を考える上でも重要な作品と言えるものである。
本作も山庵先生が得意とされた光悦様の楽茶碗。その造形は口造りから高台脇の緩やかな膨らみまで、好んでよく写していた「乙御前」をどことなく思い起こさせる。薄手の器体は手取りも良く、口は僅かに内へ抱え込んでいるが、見込みがゆったりとしているのでお茶を点て易い点も山庵楽の魅力かも知れない。銘の「華井棠(かいどう)」は春先に薄紅の可憐な花を咲かせる「海棠(かいどう)」の花を指すものか。

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