No.14 志乃茶垸 Tea bowl, Shino

荒川豊蔵 / ARAKAWA Toyozo

  • 「No.14 志乃茶垸 / Tea bowl, Shino」の写真 その1
  • 「No.14 志乃茶垸 / Tea bowl, Shino」の写真 その2
  • 「No.14 志乃茶垸 / Tea bowl, Shino」の写真 その3

Box
共箱
With a box signed by the artist
サイズ
Size
13.2 / H9.5cm

荒川豊蔵先生の無地志野は初期の真っ白な長石釉から、時代と共にほんのりと全体が桃色を呈し、鮮やかな緋色との対比も美しい釉調へと変化していく。
土は地元のもぐさ土を水簸せずそのまま用い、釉は谷川にかけた水車の力を使い、ゆっくりと唐臼でついた長石を更に篩にかけ、細かさを分けてから調合し直したという。そうして作られた長石釉は細かさを敢えて均一にせず、その粒子が光を内包するように鈍く光り、独特の柔らかさと奥行を感じさせる。
腰にも丸みを持たせた豊蔵先生らしい造形と、少し高めの高台が特徴的である。胴の外側と口縁の緋色、そして見込に香合などを重ねて焼成したハマコロの輪型の跡も美しい緋色を見せている。側面に一つ大きく顔を出した石ハゼも見所となっている。高台脇に「斗」の刻銘。

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