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象嵌茶盌 Chawan, Inlaid

バーナード・リーチ / BERNARD LEACH
  • 象嵌茶盌
まず目に入るのは、抽象化された柳の絵であろう。先生は素描をそのまま絵付けするのではなく、器物の本質に順応させた模様を作り出した。その模様は単なる図案ではなく、この柳のように自然に即し、抒情的で魅力に富んでいる。また先生は1953年から翌年にかけて益子、九谷、布志名(ふじな)、小鹿田(おんた)などへ出かけ、各地で精力的に制作しており、この作品は1954年小鹿田で制作された。象嵌の下には小鹿田焼の伝統である刷毛目、文様には飛び鉋を思わせる白い点模様がある。掌にすっぽりと収まるので、日本全国を巡った先生にちなみ旅茶碗として用いてみたい。箱表にも同じ柳の文様が描かれ、箱裏には盟友濱田庄司先生による箱書がある。
共箱・濱田庄司識 / with box signed by the artist and HAMADA Shoji
9.2 / H8.6cm
売約済 / Sold
「日本の友・英国の陶芸家 バーナード・リーチ」 天満屋岡山店 (1971年) 出品作品

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