とり Bird
鈴木 治/ OSAMU SUZUKI
昭和 45 (1970) 年前半、赤褐色の泥像作品がいよいよ完成の予感を帯びはじた頃、青白磁作品の発表もはじまった。両素材で同じテーマを扱いながら試行錯誤をしていく中で、次第にそれぞれのマチエールを生かすために作風を区別していき、「土は整理する形、磁器は加える形」であると仰っている。本作品はその言葉通り、青白磁の器体に捻りを加えて整え、パーツを加えて形作られている。小さな羽根や尾は粘土を手でちぎったかのようである。鈴木治先生は、脱型後にバリと呼ばれる土の余剰分を均さずそのまま残して付けられる手法を取られることがあるが、その視覚的効果を相乗的かつ印象的に機能させている。側面下に「す」の描銘。
お問合せ番号 No.SO-29
共箱 / with box signed by the artist
14.0 / 10.4 / H20.0cm
¥1,100,000-(税込 / including tax)
共箱 / with box signed by the artist
14.0 / 10.4 / H20.0cm
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