入子盃 Sake cup

鈴木治/ OSAMU SUZUKI
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やきものを「読む焼きもの」という言葉で「用」の美から解き放ち、土と青白磁による造形美を一途に追い求めた鈴木治先生。
オブジェという概念構成的な用語を好まず、自然の織りなす森羅万象を映し出す「泥像」から「泥象」へと呼ぶようになったのも、先生の几帳面な拘りの性質からであると思われます。

今回の入子盃は、蕾の朝顔が開花する瞬間を捉えたような、空に満ちる淡い光を青白磁釉で表現し、雄大な生命世界を作品に投影しています。こうした作品を造形化する過程において、モティーフの瞬間的様子や心象風景について象徴的なレベルで具象性をとどめ、徹底した焼きものの文脈で語っていることが、多くの人とそこに見られる詩情を共有し、時代を超えて瑞々しい共感を呼び起こしている所以ではないでしょうか。
共箱(With wood box titled, signed and sealed by artist.)
600,000円
5.0-7.6 / H3.3-H4.9cm

鈴木治 作品一覧