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灰釉茶碗 Tea bowl

八木 一夫/ KAZUO YAGI
  • 灰釉茶碗
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小学校を卒業すると同時に、京都市立美術工芸学校彫刻科へ入学した八木一夫。
絵付けの全盛期の時代であった当時は、図案科に入るのが普通だったが、 あえて彫刻科を選んだのは、父・一艸の「形も大事やで」という言葉からであった。 それが、創作的な立体造形の分野に押し勧めていったのだろう。
代表的な作品として「ザムザ氏の散歩」「頁シリーズ」といったオブジェ作品を 制作する一方で、茶碗や壺、食器など、特有の美に対する鋭い感性を感じさせる 器も見ることができる。
すっと立ち上がる筒型のこちらの茶碗は、波打つ口造りが特徴的である。
伊羅保にみられるベベラ口を大胆に表現した口縁部分に対して、 器全体に掛かる灰釉は、素朴で自然の親しみを漂わせている。
八木明箱(With wood box titled, signed and sealed by Akira Yagi.)
売約済(sold)
10.4/H7.5cm

八木 一夫 作品一覧