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黒釉盌 Tea bowl, Black glaze

石黒 宗麿/ MUNEMARO ISHIGURO
  • 黒釉盌
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宗麿先生の作品には中国古陶からの影響を見られる作品が多く、中でも木葉天目茶碗をはじめ、黒釉作品には名品が多く残されている。

鉄分を含む釉薬は酸化焼成することで黒く発色する。
柿釉を含め、鉄を主とする釉薬を用いたやきものを鉄釉陶器と総称し、宗麿先生はこの技術を高度に体得したと評価され1955年に人間国宝に認定された。

小山冨士夫先生の「石黒宗麿 人と作品」に布海苔を加えた柿釉の下地に蝋で点文を打ち、その上に布海苔を少し入れた黒釉を掛けて高火度焼成した鵲鴣斑(しゃこはん)を作ったと記している。
元は宋代に記したとされる『清異録』にある鷓鴣鳥の羽文に由来する鷓鴣斑の転用である。鷓鴣斑は鷓鴣という鳥の羽毛斑のような斑点が焼成によって現れた窯変茶碗の一種の事であるが、 宗麿作品の場合は黒釉と褐釉を掛け合わせて斑状に表わしたものを指している。

こちらのお箱書きは鵲鴣斑ではなく「黒釉盌」となっているが、宗麿先生による鉄釉による美しい仕事が感じられる作品となっている。

共に、高台内には「栩」の押印。
お問合せ番号 No.MI-83
共箱 / with box signed by artist
10.3 / 9.0 cm
¥495,000-(税込 / including tax)

石黒 宗麿 作品一覧