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画賛 Scroll, Painting with poem

石黒 宗麿/ MUNEMARO ISHIGURO
  • 画賛
十年一日徹異端 浸泥葛衣綻且寒 白片残陶堆壘々 墻頭柿子紅珊々     
                             初冬八瀬山房歌

十年 一日 異端に 徹す 
泥に染めたる 葛衣 綻び 且つ 寒し
白片の 残陶 堆く 塁々
墻頭(かきね)の 柿子(かきのみ)は 紅 珊々(さんさん)たり

〖訳〗
私は十年一日の如く変らず異端を通してきており、その為か大変貧乏をし、着るものも手作りで泥にまみれ、粗末な衣服は、秋ともなれば肌寒さを感じるほどだ。
(やきもの作りで気に入らぬものは皆壊してしまうので)廃棄した白陶の破片はうずたかく積もるばかりだが、私のこの心を知るや知らずや、垣の上の柿の実は紅い珊瑚の玉のように真紅に熟して輝き、風でも吹けば互いに触れ合って玉の響きを響かせそうな光景である。。


八瀬の玄関近くには柿の木が植わっていたそうで、宗麿先生の書画にはしばしば柿の実った木が描かれている。
今にも柿の実が赤く色づいて見えてきそうな活き活きとした筆遣いが感じられる。
お問合せ番号 No.MI-47
24.2 / 27.2cm
¥418,000(税込/including tax)

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