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於里辺深向付 六 A set of 6 deep dishes, Oribe

北大路 魯山人/ KITAOJI ROSANJIN
  • 於里辺深向付 六
「織部」にまつわるお道具だけの茶事を催すほどの、織部好きだった魯山人先生。
登窯による古陶の再現に取り組まれ、やがて「昭和の織部」を創りだされた。
これにより昭和30年、文化財保護委員会から「織部焼」の国指定重要無形文化財保持者(人間国宝)認定を文部技官・小山冨士夫先生から打診される。ところが、これをきっぱりと断り、翌年もまた拒否。生涯、無冠を貫いていた。

本作品は、八角に面取りされた器体にうっすらとした枇杷色が出て焼き上がり、温かみを感じる。
その内の四面には織部釉がかかり鮮やかな緑を発色している。
残りの四面には細い線で縞模様や格子文、吊るし柿文などが鉄絵で描かれていてる。
面によって様々な景色を見せる、黄味がかった色合いや、青味の出た様々な織部釉と鉄絵の対比も美しい。

高台内には堂々と「ロ」の彫銘がある。
お問合せ番号 No.KR-24
共箱 with box signed by the artist
8.3 / H10.0cm
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