A set of five chopstick rests 色変魚形箸枕　五客入

お料理を最大限に引き立てる食の器を極められた魯山人先生は、箸を置く箸枕にも拘られた。
沢山のバリエーションでお造りになっていらした箸置きの中でも、群を抜くのが魚のデザイン。

型物は魯山人先生が作った石膏型をもとに量産されたものであるが、いずれもたった今水面から跳びだしてきたような躍動感のある尾びれと、生命感を感じさせるしっかりとした眼が特徴となっており、魚をモチーフにした作品を様々残された魯山人先生だからこその拘りが感じられる。

本作品は、いかにも身が詰まっていそうな丸々と太った魚の箸枕の五客揃い。
元の形は同一ですが、複数の釉を使うことで、ひとつひとつの魚の表情の違いが引き立つ組み合わせとなっている。

各お魚の裏に「ロ」のサインが入っている。