伊部水指 Fresh water container, Imbe

北大路 魯山人/ KITAOJI ROSANJIN
  • 伊部水指
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いくつかの石を含んだ滑らかな土を、指を少し丸めて優しく引き上げたような甘い弧を描く水指。
畳付きから腰に掛けては、先のざらついた箆のようなもので少し削りながら整えている。
灰みを帯びた茶褐色の空五倍子色(うつぶしいろ)の素地には深い樺色(かばいろ)の緋襷を纏い、落ち着きのある華やぎがある。

所々に爆ぜる石の具合、豆の鞘のような耳は、滑らかな表面を細い櫛先でガリガリと掻いたような跡を残したまま取り付けアクセントを加えることで、一見静かな作品の中に意表を突いたリズムが出ている。そんな総合的なバランス感覚も秀逸で飽きの来ない作品。

昭和24年か27年に金重陶陽先生の工房で制作焼成されたものと思われる。
備前の土に魅了され、この地で800点余りの作品を制作したといわれている。
お問合せ番号 No.KR-88
共箱 / with box signed by the artist
15.1 / H14.0㎝
¥2,750,000-(税込 / including tax)

北大路 魯山人 作品一覧