備前旅枕花入 Flower vase, Bizen

北大路 魯山人/ KITAOJI ROSANJIN
  • 備前旅枕花入
本作品は旅中に用いる枕に似る姿から、旅枕と呼ばれる筒形の花入。
筒形に引き上げられた大きな口の部分を一度塞ぎ、中央を丸く切り抜いて花材を挿す口を作っており、土の重みと、焼成時の熱で少し口縁が中側に落ち込んでいる。

胴部正面には、太い箆のようなもので大胆な刻線が入る。
無作為に入る刻線に見えるが、作品から離れて眺めると、力強い草紋に見える。

深い褐色の中に松灰が掛かったと思われる黄胡麻が浮かび上がり、景色を作っている。
一部にはカサついた桟切も出て、変化を付けている。

たっぷりとした器体でありながら、口が小さく作られているため、大変お花を活けやすい作りなのも嬉しい。
お問合せ番号 No.KR-197
共箱 / With a box signed by the artist
12.2 / 11.6 / H23.2cm
¥3,300,000- (税込 / including tax)

所載:「北大路魯山人展 美食もてなしの芸術」東京都庭園美術館 他 1996-1997年

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