黄瀬戸釉くぎ彫有はち Bowl, Ki-Seto

北大路魯山人/ KITAOJI ROSANJIN
  • 黄瀬戸釉くぎ彫有はち
魯山人先生は“油揚手”を美しく引き出すため、黄瀬戸を瀬戸の土ではなく、信楽の土を用いて作ったと言われている。
また、魯山人先生の窯は湿気の少ない登り窯であった為、作品を匣鉢に入れる際に下に泥状の土を入れることで、そこから水蒸気が発生し、艶を抑えた油揚手を再現された。
本作品も、穏やかな明るい黄檗色の油揚手の肌に包まれている。

胴周囲に三方に入るささやかな図柄の上に褐色と緑色の胆礬が表れ、ひっそりと生きる野の草のようでもあり、砂浜に打ちあがる小さな貝殻のようにも見え、先生がお散歩された道々の風景に想像を膨らませてみる。

見込にも、淡く緑色が「抜け胆礬」として表れ、程よいアクセントとなっている。
高台内に「ロ」のサイン。
16.5 / H8.5cm
陶々菴箱 with box signed by Totoan
北大路魯山人秀作図鑑 (白崎秀雄著)所載
売約済(sold)

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